前回は高校入試における転科合格についてでしたが、今回は高校入試後、入学後の転コースについて説明します
公立高校にはありませんが私立高校の一部では転コースが認められていることがあります
転コースとは高校入試で合格したコースから別のコースに移籍することです
転コースには大きく分けて2つのパターンがあります
①入試後にスカウトされるパターン
例えば名城高校はスーパーサイエンスコースと国際コースは推薦入試のみの募集ですが定員に空きがあれば一般入試の成績優秀者に合格後勧誘を行います
特進合格者で理系科目が優秀な生徒はスーパーサイエンスコースに、一般進学合格者で英語が優秀な生徒は国際コースにそれぞれ勧誘されます
このように入試の成績優秀者の特進クラスへの勧誘はいくつかの私立高校で行われています
②入学後、自分でコース変更をするパターン
例えば清林館高校は文理特進・文理選抜・国際・進学総合の4つのコースがあります
進学総合で合格し入学したものの「さらに学力を高めて国公立大学を目指し文理特進・文理選抜へ変更したい」「英語に興味が沸いて国際に変更したいと」いう生徒もいます
この場合は高校1年生から2年生になるタイミングで転コースができます
ただし転コースしても授業についていける学力が必要なので転コースのための試験があります
私立高校のコースを選ぶときに学力は特進でも十分やっていけるが部活動を思いっきりやりたいからあえて特進以外を選んだりする生徒もいます
しかし入学後、思ったような部活動ではなかったりして「特進にしとけばよかったな」と思う生徒にとってはありがたい制度ですね