2023 進路希望調査第1回

今回は10月17日に愛知県教育委員会から発表された進路希望調査の結果について見ていきます

進路希望調査は愛知県内の中学3年生が全員その時点での進路希望を記入したものなのでここから今年度の入試の傾向がつかめます

 10月19日に愛知県立高校の生徒募集計画も発表になったので定員の増減も併せて見ていきます

 

 

愛知県全体で公立志向が少し戻ってきて私立の志願者が減っているなんて難しい話は置いといて南中生に関係のある地元の高校の数字だけを見ていきたいと思います

下記の表が今回の進路希望調査の結果で、カッコ内は昨年度の同じ第1回の進路希望調査の数値になります

近隣の高校を掲載しており津島北は普通科のみの数字です

 

学校名  

今春の定員 

第1希望者  第2希望者  合計    倍率 
松蔭 360 697(565) 790(781) 1487(1346) 4.13(3.74)
五条 320 167(232) 120(141) 287(373) 0.90(1.17)
津島 360 353(342) 455(419) 808(761) 2.24(2.11)
新川 320 252(316) 306(334) 558(650) 1.74(2.03)
中村 320 466(460) 592(595)

1058(1055)

2.93(3.30)※
山田 320(280) 527(536) 317(342) 844(878) 2.64(3.14)
津島東 240 189(207) 288(292) 477(499) 1.99(2.08)
津島北 80 40(61) 130(156) 170(217) 2.24(2.71)
美和 200 166(160) 139(119) 305(279) 1.53(1.40)

※中村は今年度入試で募集が1クラス増になったので定員を360人として倍率は計算しています

 

 

 

かなり高校によって倍率の差が大きく人気と不人気がはっきりしてきています

今回の結果を見ると倍率が上がっているのは松蔭と津島と美和の3校です

 

松蔭は愛知県内の普通科倍率第3位に入るくらい今年度の人気は高いです

内申40、模試の偏差値60でも確実とは言えないくらいめちゃくちゃ厳しい入試になりそうです

 

津島と美和の2校は第1希望の生徒も増えているので今年度も定員割れはなさそうです

特に津島は定員に対してほぼ同数の第1希望者がいるので尾張地区の高校としては厳しい受験になりそうです

そして津島と美和は中高一貫校になった高校です、この2校の人気が上がっているのは何か関係があるのか気になるところです

 

 

 

逆に倍率が下がっているのが五条・新川・中村・山田・津島東・津島北です

昨年度は上記の高校のうち最終的に定員割れしたのが五条・津島東・津島北でした

 

山田の倍率が大きく下がっているのは一昨年度と昨年度で定員の変わったせいですね

それでも人気は高く決して楽に受験できる学校ではありません

同じ理由で中村もほぼ同じくらいの希望者がいますが定員が40人増なので倍率は下がっています

今年度、県立高校における募集学級の増減は1クラス増(中村)、7クラス減(西春など)なので唯一の定員増加が中村ということになります

それでもまだまだ倍率は高いですがこれでも去年よりは少しマシになりました

 

また五条と新川が合計で100人近く(第1希望でも60人以上)希望者が減っています

五条も新川も昨年度の最終倍率は第1回の進路希望調査からほぼ変化しませんでした

新川はおそらく定員割れしないと思いますが尾張2群のAグループで比較すると津島や山田よりかなり受験しやすい高校だといえます

定員割れした昨年度より希望者が大きく減り定員は変わらなかった五条はこのままでは今年度も定員割れが濃厚ですね

 

津島東は昨年度の特色入試で48人募集しましたが実際に特色入試を利用して入学した生徒が17人でした

推薦・特色入試で生徒が増えないと今年度も定員割れしてしまうかもしれません

津島北の普通科は定員が少ないわりに第2希望の生徒が多いせいで見かけの倍率が高くなるのは例年通りです

昨年度も実際の入学者は2次選抜を含めても定員80人に対して33人だったので今年度はさらに大幅に定員割れしそうです