今回は甚目寺南中エリアの公立高校の国公立大学進学数について考えてみたいと思います
国公立大学へ行くのがすべてではありませんが一つの目安にはなると思います
そこでまずは各高校のHPに記載されている進学実績の国公立大学合格者数を調べました
多くの高校が過去3年分記載しているのでここでは過去3年分を書きます
(津島東については最新が令和4年度なので他の高校より1年分古いデータです)
高校名(定員) | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
五条(320) | 188人 | 189人 | 217人 |
津島(360) | 92人 | 107人 | 95人 |
新川(320) | 54人 | 65人 | 65人 |
中村(320) | 19人 | 33人 | 22人 |
津島東(240) | 19人 | 15人 | 13人 |
美和は令和5年度は16人、令和3~5年の3年間で49人でした(定員は200人)
山田と津島北についてはざっくりとした数字でしか掲載されており比較できないので省略しました
また津島東については2017年までは定員が280人でした
これを見ると五条が圧倒的ですね
人数だけでなく内容も地元の名大、三重大、岐大、名工大、名市大、愛教大、愛知県大などが多いです
入試では定員割れをしましたが昨年度はこれまでよりさらに人数が増えて200人を超えています
入学後、テストが平均点付近で順位が真ん中くらいでも国公立が見えてくるということです
これを見る限り国公立大学への進学を考えているなら間違いなく五条がおすすめです
津島については例年100人前後で推移しています
五条に次いで地元国公立大学進学者が多い高校です
上位25%くらいに入れれば国公立が見えてくる感じですね
昨年度くらいから人気が上がってきていることを考えると2、3年後どうなるか楽しみですね
また中高一貫の生徒たちが大学に進むのはまだまだ先になりますがどれくらいの実績を残すでしょうか
新川は例年60人前後の合格者です
だいたい上位15~20%が国公立に進学する感じですね
国公立大学への進学を考えるのであれば五条・津島・新川あたりに進むのが現実的かと思います
クラスの大半が国公立進学を考えていてみんなで目標に向かって頑張るのと、大半が指定校推薦で早めに私大進学を決めているなか孤独に頑張るのではかなりモチベーションが違ってきます
中村と津島東については思いのほか少ない印象です
定員からみた割合でいうと美和も中村も津島東もほとんど変わりません
内容も地元国公立大学は少なく東北や中国・四国、九州など遠方の大学が多いです
上位5%~10%に入らないといけないこともあり相当難しいと思います
こうやって見ると入学時の難易度と卒業後の国公立大学進学者数が見合っているわけではないのがよくわかります
中村はここ数年倍率がめちゃくちゃ高くて入るのがかなり大変ですが国公立へはあまり進学していません
(もちろん生徒のレベルは上がっているとは思いますが)
逆に五条の国公立大学進学者数はやはり驚異的で、津島や新川あたりは妥当な感じがします
この辺は各高校の進路指導の仕方や国公立大学へ向けたカリキュラムなどで差が出ているのだと思います